「Jr TRAILRUNNING(以下Jr TRAILRUN)に込める思い」
トレイルランニング(野山を走り回ること)は子供時代に体験をすることでバランス能力の養成、反射神経の開発、瞬発力…と持久力だけでなく、
将来どのスポーツを取り組むとしても役に立ちます。特に子供にはさせるべき体験の1つだと強く信じます。そして、何より自然に親しむことは楽しいんです。
その楽しさを広めるべく「Jr TRAILRUN」と題して各地で大会を通じてトレイルランニングの楽しさを広めていきます。
合わせて、「挨拶」「譲り合いの精神」といったマナーをきちんと子供たちにも伝えます。
ぜひとも、「Jr TRAILRUN」を通じてスマートでかっこいいトレイルランナーに成長してください。
FUJIO PROJECT 代表 宮地藤雄
強く優しいトレイルランナーを目指そう。
①出会った人には元気よく挨拶を!*すれ違う時も追い越す時も元気よく笑顔を忘れずに。
②思いやりの心を持つ。*困った人がいたら声をかけよう。
③矢印は自分で探す。*どこへ行くのか?自分で探し、考え、判断する力を養おう。
*トレイルを走る時にはこの3つを胸に「人にも自然にも優しいランナー」を一緒に目指そう!
Rules
⒈総則
世界中で実施されているトレイルランニングの条件は極めて異なり、この種目に基準を法制化することは難しいが、開催地の自然的特色を踏まえ設計する
ことで魅力的なコースを作ることが出来る。つぎに示す規則は、トレイルランニングの中でもジュニア部門を対象とした「ジュニアトレイルランニング
(以下、ジュニアトレイルラン)」を発展させる各地域への指針ならびに刺激になることを目的として示す。詳細なレース開催のための情報については
「各大会要項」 を参照すること。
⒉目的
トレイルランニングを行うことで得られる効能は以下の通り。
(a)不整地を走ることで日常的に使うことが少ない部位を鍛えることが出来る。
(b)バランス感覚や反射神経の養成。
(c)自然に親しむ経験。
将来どのようなスポーツを取り組むとしても、トレイルランニングを通じて得た経験、自然と親しむ経験は心を豊かにする。野山を走る楽しさを知ることを 第一とし、
心身共に豊かなジュニア世代を育成することを目的とする。
⒊競技会の開催
上記を目的とし、各地でジュニアトレイルランの大会(競技会)を開催し、トレイルランニングの普及を行う。
⒋シーズン
トレイルランニングのシーズンは、通年であるがジュニアトレイルランに関しては積雪期や危険箇所を避ける等、ジュニア世代に適していると思われる時期を選んで行う。
⒌コース
⑴開催地の自然的特色を踏まえ、魅力的なコースを作りを心がける。
⑵安全と周辺環境への配慮を行う。
⒍距離
持久力の養成と合わせてより速く走ることへ重きを置く。その為、距離は下記を目安とする。
コースは地域特性、環境によって異なるので距離は目安とするが、著しく上回らない(もしくは下回らない)こと。
⑴小学生未満の部は原則として1~2kmする。*高低差とコース環境を踏まえ決定。
⑵小学生の部は原則として2~3kmする。*高低差とコース環境を踏まえ決定。
⑶中学生の部は原則として3~4kmする。*高低差とコース環境を踏まえ決定。
⑷保護者の部は中学生の部に準ずる。
⑸地形によって上記コース設定が難しい場合、周回コースの設計も認める。ただし、計測方法に留意すること。
⒎参加資格
⑴未就学児童の部は当該年度小学性未満児童及びその保護者とする。
⑵ジュニアの部は当該年度小・中学生男女とする。
⑶保護者の部は⑴⑵いずれかにお子さんが参加している方のみを対象とする。
⑷医師の健康診断を受け、競技に支障ないと認められたもの。
⑸制限時間以内に所定の距離を完走出来るもの。
⑹山でゴミを捨てない。
⑺挨拶が出来る。
⑻行き交う人々や動植物への配慮と思いやりの行動を出来るもの。
⒏計測
各大会指定の計測方法により計測は行われる。
⒐表彰
⑴小・中学生各学年男女1〜3位までを表彰する。
⑵未就学児童は年齢を問わず部門男女各1〜3位までを表彰する。
⑶保護者の部は年齢を問わず部門男女各1〜3位までを表彰する。
10.安全管理
環境に配慮したコース設計や大会運営を行う。ただし、アウトドアスポーツという側面をもつ以上、競技者自身も安全と周辺環境への配慮を怠っては
ならない。
11.禁止事項
⑴競技中にコースのショートカットやゴミの投棄その他、不適切と思われる行為を発見した場合、直ちに失格とする。
判断は誘導員を含む大会スタッフに委ねる。
⑵完走の為に必要と思われる場合を除く伴走等の行為は助力と見なし、これを禁止する。ただし、順位に関係ない場合やけがをした場合等は
この限りではない。
⑶伴走をする場合はゼッケンやビブスを着用する等して他者が認識しやすい格好をする事が望ましい。
⑷競技に関係ない者は選手と並走する等の行為を行ってはならない。
⑸ストック、スパイクは使用不可とする。
⑹以下、大会規約引用
12.その他
⑴競技中に発生した障害・疾病について応急処置は主催者にて行うが、以後は本人の責任とする。
⑵雨天決行、荒天中止を原則とする。
⑶必要に応じてルール改正を行う。
⑷各大会要項・規約に従い競技は実施される。
13.名称
ジュニアトレイルランニング(Jr TRAIL RUNNING,通称ジュニアトレイルラン)は2011年〜より始めたFUJIO PROJECTの独自企画です。
14.補足
当ルールはジュニアトレイルランを普及するにあたり、統一ルールを作成したものである。今後、進捗状況を踏まえ、随時改訂等を行う予定である。
更新2014/3/30